Sparkling Stars

アメリカに住むとある大学院生の日常日記・独り言

テストの形式と成績

こんにちは。

 

来週の火曜日は物理の定期テスト

というわけで、一昨日の講義でテストの詳細が発表されました。

 

「4択問題15問のみ」

 

2月にあった1回目の定期テストの形式は、

4択問題10問+記述問題4問

だったんですよ。

 

なのに、

先生たちが採点する時間がないから

という理由で

記述問題は廃止になったそうです。

 

 

というわけで、「とある大学生の独り言(仮)」第1弾!

(今とっさに考えたタイトルだから、いつか変わるかも笑)

今回は、テストの形式と成績について

ちょっと考えていこうかなと思います。

 

 

まず初めに、

私がなぜ、今回の記述問題廃止に対して

思うところがあるのかを説明するために

4択問題と記述問題のメリット・デメリットを紹介したいと思います。

 

〈4択問題 メリット〉

・採点基準がはっきりとしている (正解なら満点、誤答なら0点みたいな感じで)

・採点に時間がかからない (機械がやってくれる)

 ちなみに、私の大学では、コロナの影響でテストがオンラインになり、

 提出した瞬間に点数が表示されるようになりました。

 これはこれで、心臓に悪い(話脱線しました笑)

 

〈4択問題 デメリット〉

・計算ミスとかした場合、せっかく理解しているのに0点 (部分点がない)

・適当に選んだらなんか当たっちゃった ってこともある

 

〈記述問題 メリット〉

・科目の理解度をより正確に図ることができる 

 (文章で説明したり、計算式/途中式を書かないといけないため)

・計算ミスなどをしても、計算過程があっていれば、部分点がもらえる

 

〈記述問題 デメリット〉

・生徒の人数が多ければ多いほど、採点に膨大な時間がかかる

・採点基準が曖昧な場合がある

 私の大学では、採点基準表が提示されていることがほとんどなので、あまり当てはまりませんが

 

こんなところでしょう。

もちろん、他にもいろいろあると思いますが、

今回の論点に関連するものだけに絞らせていただきました。

 

というわけで、

記述問題があるのとないのとでは、

そのテストが測れる生徒の理解度の正確性が変わってくる

私は思うんです。

 

なぜなら、

4択問題はどこか計算過程で何かを間違えた瞬間に0点なのに対し、

記述問題は最終的に正しい答えにたどり着けなくても、

途中まで合ってたら、部分点がもらえるんです。

 

要するに、

記述問題の方が、その人の理解度をより正確的に成績へと反映できるってわけです。

 

例えば、

今回の物理のテストで1問5点の4択問題があったとして

  • 全く何していいかわからなくて誤答
  • 物理的概念をちょっと勘違いしていたため、途中までは合っていたが、最終的に誤答
  • 物理的概念は正しく理解していたが、途中で計算間違えをしてしまったため誤答

大まかに分けて、この3種類の誤答が全部0点になるのがちょっとなーって私は思う。

ちゃんとある程度は理解しているのに、

もう全くなんのこっちゃ分かってない人と一緒にされちゃう感じ。

 

しかも、4択問題だと、

1/4の確率で正しい答えを選べちゃうわけじゃないですか

となると、

どっかで計算ミスした結果間違った選択肢を選んで0点になる人がいる一方、

全くなにも理解してないのに、

なんか運良く1/4の確率で正しい選択肢を選べて5点もらえる人もいる。

 

これが、記述問題だったら、

どっかで計算ミスした人も、部分点がもらえて

物理的概念を理解してたことに関してある程度の評価がされる

そして、全くちんぷんかんぷんな人は、

物理的概念を理解していないということで点数がもらえない

 

ただ、デメリットで挙げたように、

記述問題は採点に膨大な時間がかかります

そう考えると、記述問題が廃止されるのは仕方ないことなのかな

とは思いつつ、

やっぱりおかしくない?って思うわけです。

 

「時間がないから」という先生の都合だけ

生徒の理解度が正確に査定されないのって

果たしてフェアなのだろうか。

 

だって、高校や大学の成績って、

今後の学歴や将来を左右するものじゃないですか

 

正直、

テストは全て記述問題であるべきだ

とは思わない

なんなら、科目によっては、

4択問題でも十分生徒の理解度を正確に図ることはできると思う

例えば生物とか歴史とか。

  

ただ、記述問題が廃止された理由が

「先生の都合」っていうのが納得できないってだけ。

 

テストって生徒に成績をつけるための道具

って思われがちだけど、

本来なら、

先生が生徒がどれだけ理解しているのかを把握して、

今後の授業方針を決めるためでもあるべき。

だから、先生は生徒のためにも自分のためにも、

より正確に理解度を図れるようなテストを行うべきだと

教育者の卵(自分でいうかね笑)は思うわけですよ。

 

 

みなさんはどう思いますか?

私が採点にかかる時間を軽視しすぎているだけなのかなぁ

 

でも、例えばこの物理のクラスだと、

生徒150人程度に対して、採点する先生3人もいるんだよ

生物物理化学のテストなんか、

全問記述式(15問程度)だけど、教授一人で60人分全部採点してるのに。

だから、無理な要求をしてるつもりはないんだけども。

 

 

ちなみに、

大学2年生の時の有機化学の教授は、

「部分点欲しがる人たくさんいるけど、

将来医者になったら、『えーでも半分合ってたんですよー』

は通用しないんだよ。」

(うちの大学は、医者を目指している医大進学過程(pre-medicine)の生徒が非常に多いです。)

と言っていたことがあって、

それは一理あるな って思ったんですよ。

 

だから、

医師国家試験とか

その他なにかしらに免許を取るための試験では

部分点なしでいいと思うんですよ

 

ただ、高校・大学の成績はなぁ

って思ったって話。

 

でも私のこの意見は賛否両論あると思う。

なんなら、私だって先生になったら

意見が変わるのかもしれない

 

ただ、今

学生の身分でありながら、教育者への道を歩み始めている私が

今はそう思ってるよ って話。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

ではでは

ばーい☆~~ヾ^-^) マタネッ♪

 

 

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